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ミニ・シンポジウム「技術と進化経済学/先端技術から長期展望まで」開催のお知らせ

会員各位

皆様におかれましてはご清栄のことと存じます。

さて、ニューズレターでアナウンスいたしましたが、9月15日に中央大学多摩キャンパスにてオータムコンファレンスを開催いたします。オータムコンファレンスに先駆けて、下記の要領でミニ・シンポジウムを開催いたします。

なお、開催趣旨につきましては、本メール巻末掲載の塩沢先生による「企画趣旨」をご覧ください。

進化経済学の未来のために、ぜひ多数ご参加のうえご議論いただければ幸いです。

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ミニ・シンポジウム「技術と進化経済学/先端技術から長期展望まで」
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中央大学企業研究所研究会・進化経済学会非線形部会主催
日時 2012年7月14日(土)13:30-18:00
(終了後、懇親会あり)
場所 中央大学多摩キャンパス2号館4階第4会議室
アクセスhttp://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/access/access_tama_j.html

<<プログラム>>
挨拶  浅田統一郎(第17回・中央大学大会・大会実行委員長)

第1部 13:30 ~16:00
(1)和泉潔(東京大学大学院工学系研究科准教授、システム創成学専攻)
「金融市場における自動取引戦略の生態学」

(2)澤谷由里子 (科学技術振興機構研究員、IBM東京基礎研究所より出向)
「サービス科学と今世紀のテクノロジーの発展、及び雇用創出のための一モデル」

(3)有賀裕二  (進化経済学会副会長・EIER編集長、中央大学教授)
「テクノロジーの進化と社会・経済システムの変質」

コーヒー・タイム 16:00~16:30

第2部 16:30 ~18:00

討論 瀧澤弘和(中央大学・経済学部)ほか

司会: 塩沢由典(中央大学・商学部)

ワイン・パーティ 18:00~19:30

☆企画趣旨☆
経済発展・経済成長における技術の役割は、絶大なものです。進化経済学会は、もともと「制度経済学会」を立ち上げる予定が、初代会長・瀬地山敏会長の提案により、進化経済学会となりました。その流として挙げられたのが、「進化」なら技術も含むというものでした。進化経済学の初心に帰る一環として、今回のミニシンポジウムでは、技術を取り上げます。

和泉潔先生は、人工市場研究の第一人者です。その研究は、金融市場を研究するとともに、市場研究の分析装置を開発するという二重の意義をもっています。今回は、現在、市場で進行している自動取引の最新の状況を紹介していただき、金融市場の研究を今後どう進めていくかについてともに考えます。

澤谷由里子先生からは、雇用創出に不可欠なサービス経済化推進における技術の役割と可能性についてお話いただきます。長期低迷する日本経済を新たな視点から見直すきっかけになると期待していおります。

有賀裕二先生からは、昨年出版されたブライアン・アーサーの『テクノロジーとイノベーション/進化と生成の論理』(みすず書房)を素材にしながら、独自の展望をお話しいただきます。

討論の口火は、瀧澤弘和先生にお願いしますが、参加者の皆さんにぜひ今後の見通し・展望を語っていただきたいと考えております。参考資料としては、上記アーサーの本とともに、カウフマンの『カウフマン、生命と宇宙を語る』(日本経済新聞社)[とくに第9章]を参照してください。カウフマンは、1万4千年前(農耕開始前)の数千種類から現代の数百万にまで商品種の増えたことが、経済発展のもっとも基本的な事実であると指摘し、「技術・商品・サービスの多様性の成長」に切り込むような経済学の必要を指摘しています。これがたいへん難しい課題であることはよく分かりますが、進化経済学だからこそ可能な領域でもあるといえます。

討論では、人工物としての商品の進化を含めた長期の展望にたって、今後の日本経済・世界経済についてともに考えることができれば幸いです。  (趣旨説明: 塩沢由典)


-- Professor Dr. Yuji ARUKA Faculty of Commerce, CHUO UNIVERSITY Higashinakano Hachioji-shi Tokyo JAPAN 192-0393 Tel: 81+(0)426-74-3617 Fax: 81+(0)426-74-3651 e-mail: aruka@tamacc.chuo-u.ac.jp http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~aruka